SNSでの告知、メルマガ配信、社内での声かけ。集客のためにやれることはやっているのに、申込ページを開いた人の多くがそこで離脱している気がする。そんな感覚を持っているマーケ担当者の方は少なくありません。実はその感覚、多くの場合は正しいです。ウェビナーの申込ページは「なんとなく作った1枚のページ」で済まされがちですが、そこには離脱を生む明確な理由があります。フォームの項目が多すぎる、日時の表記が分かりにくい、申込んだ後に何も届かず不安になる。こうした小さなつまずきが積み重なって、せっかく興味を持ってくれた人を最後の一歩で取り逃がしてしまうのです。この記事では、集客チャネルやリマインドの話ではなく、申込ページそのものの構成とフォーム設計に絞って、実務としてどう作ればいいかをお伝えします。
申込率を上げるLPの要素と並び順
申込ページには、情報を出す順番があります。まず最初に置くべきは「誰の、どんな悩みが解決するのか」です。ここが曖昧だと、訪れた人は自分事として読み進めてくれません。次に日時と参加方法。そのあとに登壇者の顔写真と実績。人は「誰が話すのか」が見えないと安心して申し込めません。続いて当日の内容を箇条書きで示します。文章でだらだら説明するより、3〜5項目の箇条書きの方が一瞬で理解してもらえます。そのあとによくある質問を置き、疑問を先回りでつぶしておきます。そして最後に申込フォームです。この順番を守るだけで、読む人の頭の中の疑問が解消されてから申込みに至るという自然な流れができます。逆に、フォームをいきなり冒頭に置いたり、内容説明を後回しにしたりすると、判断材料が足りないまま離脱されてしまいます。
フォーム設計と日時表記の実務ポイント
フォームの項目は、少なければ少ないほど申込みは通りやすくなります。極端に言えば、メールアドレスと氏名だけでも十分に成立します。会社名や役職を聞きたい場合は、それが自社にとってなぜ必要なのかを一言添えるべきです。「当日のご案内や資料送付のためにお伺いしています」といった説明があるだけで、入力へのハードルは下がります。理由のない項目は、それだけで離脱の原因になります。日時の表記も見落とされがちなポイントです。日付だけでなく曜日まで書く、所要時間を明記する、アーカイブ配信の有無を書く。この3つがそろって初めて、参加者は自分のスケジュールに当てはめて判断できます。「8月20日 木曜 14:00〜15:00(60分・アーカイブ配信あり)」のように、迷う余地のない書き方を意識してください。
「見逃し配信あり」の一文と世界観・スマホでの見え方
申込ページに「見逃し配信あり」の一文があるかどうかで、申込みの心理的なハードルは大きく変わります。人は「その時間に必ず参加できるか分からない」という不安があると申込みをためらいます。見逃し配信の有無を明記するだけで、「とりあえず申し込んでおこう」という後押しになるのです。また、告知画像とページの世界観がずれていると、クリックした瞬間に違和感が生まれ、離脱につながります。SNSで使ったビジュアルの色味やフォントの印象を、そのままLPにも引き継ぐようにしましょう。そして忘れがちなのがスマホでの見え方の確認です。多くの申込みはスマホ経由で行われます。パソコンで見て整っていても、スマホでは箇条書きが崩れていたり、フォームのボタンが小さすぎたりすることがあります。公開前に必ず自分のスマホで一度申し込む動線を通してみてください。
申込後の体験とツール選び
申込ページの仕事は、フォーム送信の完了で終わりではありません。申込後に表示されるサンクスページと、その直後に届くリマインドメールまでが一連の体験です。申込んだのに何も届かないと、参加者は「本当に登録できたのか」と不安になり、当日の参加意欲そのものが下がってしまいます。ツールの選び方も申込ページの設計に直結します。手軽に始めたいならPeatixやconnpassのようなイベントSaaS、Zoomだけで完結させたいならZoomの登録フォーム、見込み顧客の情報を蓄積して後の営業につなげたいなら自社LPとMAツールの組み合わせが向いています。目的によって使い分けることが大切です。
申込ページやフォームの設計で「うちの場合はどう作ればいいか」を具体的に相談したい方は、お気軽にお問い合わせください。
