SHINKU.MOVIE
映像制作・動画制作のプロフェッショナル
HOME · BLOG · 動画制作
動画制作2026.06.17 · 4 min

BtoB SaaSの製品デモ動画・オンボーディング動画の作り方2026|トライアル転換率と解約率を改善する映像活用

SaaS企業のマーケ・カスタマーサクセス担当向けに、商談やトライアル、導入後で使う製品デモ・オンボーディング動画の作り方を解説。画面収録とモーション編集のコツ、転換率や解約率の改善につなげる構成、費用感まで現場目線で紹介します。

BtoB SaaSの製品デモ動画・オンボーディング動画の作り方2026|トライアル転換率と解約率を改善する映像活用

「製品はいいはずなのに、トライアルに登録したユーザーが使いこなす前に離脱してしまう」。SaaSの担当者と話していると、必ずと言っていいほどこの悩みが出てきます。営業資料や機能一覧のページは整備したのに、肝心の「実際に動いている画面を見せる」部分が手薄になっている。テキストとスクリーンショットだけでは、操作の流れや「これなら自分の業務に使えそう」という感触が伝わりきりません。動画はそのギャップを埋める手段として、費用対効果が読みやすい施策になっています。

なぜSaaSこそ動画が効くのか

SaaSの購買は、検討から契約、そして継続利用まで長い時間軸で進みます。ここで効いてくるのが、テキストでは伝わりにくい「操作のテンポ」と「画面の手触り」です。SaaS デモ動画があると、見込み客は商談前に製品の雰囲気を把握でき、営業はクロージングに集中できます。製品紹介 動画を製品サイトのトップに置くだけで、滞在時間と理解度が変わるケースは珍しくありません。

加えてSaaSは更新頻度が高いのが特徴です。機能アップデートのたびに告知が必要で、新機能を文章だけで説明しても伝わりません。短い機能説明 動画を毎月のように出していく運用に向いており、一本作って終わりではなく継続的な制作需要が生まれます。マーケ担当にとっては、成果を再生数や転換率で説明しやすく、稟議も通しやすい領域です。

製品デモ動画の作り方

デモ動画でやりがちな失敗は「全機能を網羅しようとして長くなる」ことです。2026年時点で見込み客が集中して見てくれるのは、製品トップ掲載なら60〜90秒、商談用でも2〜3分が目安です。盛り込むのではなく、削る勇気が要ります。

構成は「課題の提示 → 操作のビフォーアフター → 導入後の状態」というストーリー型が鉄板です。いきなり機能を羅列するのではなく、「こういう面倒な作業が、この製品だとこうなる」という変化を見せる。画面収録 動画が主役になるので、テスト環境にリアルなダミーデータを入れておくと一気に説得力が増します。空のダッシュボードや「テスト太郎」だらけの画面は、それだけで安っぽく見えてしまいます。

ナレーションは必須ではありませんが、BtoB向けなら入れたほうが理解は速いです。プロのナレーターを使うと一本あたり数万円から、AI音声なら大幅に抑えられます。用途と予算で選び分けるとよいでしょう。

オンボーディング動画で解約率を下げる

契約してもらった後こそ動画の出番です。SaaS オンボーディング 動画の作り方の肝は、「ユーザーが最初につまずく3つの操作」に絞ること。初期設定、データ取り込み、最初の成功体験(アハモーメント)。この3点を3〜5本の短尺に分けて、製品内のヘルプやウェルカムメールに埋め込みます。

ここがトライアル転換率と解約率に直結します。多くのSaaSで、最初の1週間で主要機能に触れなかったユーザーはそのまま離脱しやすい、という傾向は現場感覚として共有されています。逆に言えば、オンボーディング動画で「最初の成功」までの時間を短縮できれば、有料転換も継続率も改善が見込めるということです。

おすすめは「タスク単位の短尺シリーズ」です。10分の総合チュートリアル1本より、1〜2分の「これだけ動画」を機能ごとに用意するほうが、ユーザーは見たい部分にすぐたどり着けます。サポート問い合わせの削減にもつながり、カスタマーサクセス部門からも喜ばれます。

ツールと費用感のリアル

2026年時点で、画面収録の定番は引き続きScreenStudioやCamtasia、軽い説明ならLoomあたり。カーソルを滑らかに見せたり自動ズームしたりする機能が標準化し、社内で簡易版を作るハードルは下がりました。一方で、製品サイトの顔になるデモや、ブランドを背負った機能紹介となると、構成・テロップ設計・音声・モーションの質で差が出ます。

費用の目安として、外注の場合、短尺の機能説明 動画で5万〜15万円程度、しっかり作り込むデモ・サービス紹介クラスで20万〜50万円程度が一つの相場感です。継続契約で月数本をまとめて制作すると、一本あたりの単価は下げやすくなります。AI音声や自動字幕を組み合わせれば、量産が必要なオンボーディング動画のコストはさらに抑えられます。

大事なのは「社内で作るもの」と「プロに任せるもの」の線引きです。日々の細かいアップデート告知は内製、勝負どころのデモやキービジュアルは外注、という役割分担が、最もコスト効率がよいと感じています。

効果をどう測り、改善するか

動画は出して終わりにせず、必ず指標とセットで運用します。製品トップのデモなら、視聴維持率(どこで離脱したか)とCVRの変化。オンボーディング動画なら、視聴したユーザーとしなかったユーザーで、トライアル転換率や30日継続率にどれだけ差が出たか。これを並べるだけで、次に直すべき箇所が見えてきます。

ヒートマップ的に「30秒地点で大きく離脱している」とわかれば、そこの説明を作り直す。A/Bで2パターン試して数字で選ぶ。SaaSはもともとデータを見る文化があるので、この改善サイクルは回しやすいはずです。動画を「作品」ではなく「改善できる施策」として扱うことが、解約率 改善まで含めて成果を出す近道です。

製品デモやオンボーディング動画は、一度設計すれば長く効き続け、数字で語れる投資です。「どこから手をつければいいか」「自社の製品ならどんな構成が合うか」だけでも、まずは気軽にご相談ください。映像制作歴20年の現場目線で、貴社のSaaSの転換率と継続率に効く一本を一緒に設計します。お問い合わせフォームからお待ちしています。