採用動画の事例をひとつ。
01. ご相談の背景
年間 300 名近くを採用される A 社では、内定辞退率の高さが課題でした。ご相談をいただいた時点で、すでに自社で撮影されていた採用ムービーがあり、それを刷新するかたちで新規制作することに。
「もっと社員の人柄が伝わる映像にしたい」というご要望から始まりました。
初回ヒアリングでは、応募者が辞退する具体的なタイミング、内定通知前後の不安点、社内で起きていることなどを 90 分かけて伺いました。そこで判明したのは、応募者が知りたかったのは「働く環境」よりも「誰と働くか」だった、ということ。
応募者が知りたいのは、「働く環境」ではなく「誰と働くか」。 — A 社 採用責任者 / 初回ヒアリングより
02. 設計と撮影
最終的に決まったのは、60 名の社員インタビューを軸にした構成。職種・年次・出社頻度がばらける 60 名を選び、ひとり 10 分のインタビューを 5 日かけて撮影しました。質問項目は 12 個、すべて「同期に伝えるなら」という前提に統一しています。
編集では、60 名分の素材から「言いよどみ」「沈黙」を意図的に残しました。きれいに編まれた映像より、考えながら話している瞬間のほうが、応募者が「自分も働けるかも」と感じる、という仮説でした。
03. 納品後の変化
公開から 6 ヶ月後、A 社からご報告いただいた数字を抜粋します。
- 内定承諾率: 1.4 倍
- エントリー数: +38%
- 辞退理由「会社理解不足」: 12 件 → 4 件
もちろん、映像だけで採用全体が変わるわけではありません。人事の方々が一年かけて積み上げてきたものに、ほんの少し角度を加えただけだと思っています。
ただ「角度を加えるための映像」として、ひとつのかたちにできた仕事でした。
似たようなお悩みがあれば、いつでもご相談ください。
